永源寺

新しい生活をスタートする友人ご家族にむけて…大きなオーバル型のテーブルを製作しました。 製作前、工事中のお家を見せていただいた時比較的広い空間だったので、間延びしすぎないくらいの大きさで…ただ大きくすると、存在感がありすぎるので角をとって空間に馴染むように、オーバル型にしようと提案させてもらいました。オーバル型といえば、イタリアのサタルニアという磁器メーカーのチボリというシリーズのオーバル皿にすごく惹かれるものがあって。それはレストランやバルなど、お店でよく目にするお皿なのだけど、その存在ってすごく普通。(笑)普通で当たり前すぎて目にもとまらないこともあるのだけど、改めてみてみると、たまらなくいい形なのです。多くのところで長く愛され使われている、それはやっぱりその形、質感、機能性に普遍的な魅力があるのだと思うんです。そんなサタルニアチボリのオーバル皿から着想を得て、考えました。 天板は先端に行くにつれて少し薄くして、軽やかさを出して。そこにはチボリのお皿の縁へのオマージュを込めています。 脚まわりは、デザインしすぎず。単純すぎず…極力シンプルでありながら手仕事感が感じられる形を目指して。 製作は、この機会に出会ってお声かけした家具職人の國分良高さんとの協働です。 さりげなく…天板の後ろに「ちぎり」 お家はこの1月に完成したばかり。建築もいい空間だった。。これからこのテーブルが家族の中心となっていったら嬉しいな…と思います。

食器棚

椅子

永源寺へ

椅子

oval table 1

oval table 2