年始、実家帰省が直前でなくなってしまい、
どうしようか…と、急遽広島に行ってきました。
思いがけずホテルも空いていて、
泊まりで行ってきました。


以前、建築家の藤井章さんから
厳島神社の鳥居は色気があって美しいんだよ、
と伺ってからどんなものだろうと、訪れたいと思っていた厳島神社。。
鳥居の2本の脚が、自然木の流線そのままどっしりと立っていて、
そうゆうことか…と納得しました。
鳥居の脚と脚を繋ぐ一番上の笠木は箱状になっていて。
そこにはたくさんの石が詰まっていて、自重で立っているそうです…すごすぎる…。。

近くにある宮島歴史民俗資料館には
140年前に再建された鳥居が2020年に修繕される際の資料がたくさん展示されていて、その中の一つに
「改修する者はこの笠木の板の下を見ろ」
という当時の宮大工の筆書が中から出てきた様子の写真がありました。
後世に残していくんだ、という宮大工さんの強い思いを感じてなんだか感動してしまいました。
そして何年もの間ずっと箱の中で待ち続けたこの筆書がこうして2020年の修繕時に受け継がれたことを思うと、さらにさらにジーンとくるものがありました。。

宮島の町家には鹿の柵が形式としてあって、昔から鹿と共存してきたことを知りました。
